日本Jリーグの歴史 地域とチームとの関係
日本初の男子プロサッカーであるJリーグは1993年の開幕当初、わずか10チームしかリーグ所属チームがありませんでした。しかし、1990年代後半にJ2リーグが発足してから一気にクラブ数が増加し、2014年のJ3発足によってさらにチーム数は増え、今ではJ1・J2・J3合わせて50以上のチームが存在します。そして、J3にいたチームが1年後にJ2に昇格し、2年後にJ1に昇格して大旋風を起こすというようなことも起こりうるため、とても夢があります。
Jリーグではチーム名に必ずホームタウンを入れることが義務付けられているので、チームが勝った時などは新聞やスポーツニュースで地域の名前が大きくフィーチャーされます。それだけでも街の大きなPRになりますし、サッカーを中心に地域全体が盛り上がった場合は試合を多く見るために、人がどんどん移住してきて人口が増えていく可能性も出てきます。具体的な成功例として、埼玉の浦和が挙げられます。この街は周辺地域と比べて誇れるものが少なかったのですが、地元に浦和レッズが誕生してからは地域が一体となってレッズを応援してきました。その後、サポーター熱の高さも大きな原動力となってクラブはビッグクラブとなり、浦和駅周辺の集客力の高まりによって、近年浦和駅周辺は急速に開発が進んでいます。また、開発の進行によって様々なメディアの「住みたい街ランキング」にも少しずつランクインするようになってきています。そのため、サッカーは大きな影響力を持っているコンテンツとして興味がない方も是非地元チームに注目し、地域全体で盛り上がる雰囲気を作り出していきましょう。