サッカーキャンプはトレーニングや試合が中心

プロサッカー(Jリーグ)のキャンプは、チームによって開催日数が異なるものの、概ね2週間から1ヶ月程度の期間にわたってシーズン前に実施しています。

開催場所は、九州南部・沖縄がほとんどですが、更に温暖な東南アジアで行う事で、筋肉系の故障を起こさせないようにしているチームもあります。

キャンプインまでに全ての選手が自主トレーニングを行っているので、キャンプ開始時は体力作りを行うのではなく、心肺やスタミナなどの体力測定をして選手個々のデータを取ります。キャンプインをした後の数日は、怪我を予防するためのフィジカルトレーニングや、チームメイトとの意思疎通を図るために小コートでミニゲームをします。

キャンプ中盤になると、接触が多くなるセットプレーの練習が頻繁に行われ、Jリーグチームとのトレーニングマッチも2~3日に1試合のペースで実施します。
トレーニングマッチは、通常試合時間の90分以外にも、30分を4本やったり、45分を3本したりするケースもあります。これは、選手の出場機会を増やして選手の特性を見る事や、様々な戦術を試す機会にしているからです。

キャンプ終盤になってくると、トレーニングマッチの1本目45分はレギュラー選手で固める事が多く、その後の2本目や3本目は準レギュラーや若手中心になってきます。一部チームでは、地元自治体へ感謝の気持ちを表すために、観客席を開放するプレシーズンマッチを開催していて、無料か格安で試合を楽しむ事が可能です。

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